平成31年4月6日

四月!新たな年度が始まる。子供たちは新たな学年となり、気持ちも新たにしていることだろう。

 

しかし、稽古に於いては真新しいことはまずなく、これまでと同様の稽古となる。続けることに意義を持たせたく、持とう心構えを話聞かせるも、時に退屈らしく、聴く耳を持たない。いや、聴く耳を持たせられないのが実情であろうと省みもするが、それでいて楽し気に稽古をする姿を見るにつけ、理屈なんかではなく、その場の雰囲気こそが要なのかも知れぬと考える。

 

ただ、楽しいという状態の度が過ぎてしまうと、いつしかふざけ始めもし、怪我まで至らぬも誰かが泣く。よって、そこに陥るまでには止めたくも、注意することや大声ばかりを張り上げるのが良いということでもない。その度合いを自ら知ってほしく、自ら行動を変えてくれようと指導したい。

 

熱心になる中での冷静さを忘れず、情熱を持ちながらもクールな振る舞いでありたい。