令和元年8月31日

第五土曜日、稽古が休みとなり、自主的な形での稽古となる。また、夏休みの最終週ということもあり、てっきり来る人が少ないものと思っていた。その為、静かな稽古となる時間を想像し、そのような稽古内容を考えていた。だが、思いのほか来る人が多く、活気づく時間となった。

 

そんな中、ふと思う。時間の経過とは本当に早いものだと。週に一度の稽古なれど、あっという間に次の稽古日が来る。夏休みが始まったかと思っていたら終わり、暑い暑いと嘆いていた筈が随分と涼しくなってきた。そして、九月に入るや、秋を待つような心境となり、おそらくこのまま年末ということになってしまうのだろうと思う。

 

時にこのような時間の経過に翻弄され、戸惑うことがある。時間ばかりが過ぎ、得られるものがない状態だ。結構な数の稽古を重ねたとて、期待する上達が見られない場合には責任を感じる。ただ、稽古に来る際には元気に笑顔でくれば、友達同士で仲良くする。そして、なんだかんだで二時間の稽古を終える。その経験が先々に何らかの効果を出せればと願いもする。その時々では平凡な出来事にあったとしても、積み重ねることによって大きな力になるものだと信じて疑わない。