令和元年11月9日

 結び立ち!一般的にするところの「起立、気を付け、礼、着席」の気を付けにあたり、この後に平行立ちとなって形などを始める。この姿勢の時に気持ちを集中させ整えるのだが、一般的な「気を付け」であっても不動の姿勢となり言葉通りに気を付けるものと…!よって、言い方は違えども特別なことではなく、子供たちにとっては日常的にしていることに違いない。だが、この姿勢が簡単のようでいて難しくもある。

 

 まず直立の姿勢を取り微動だにしない。この微動だにというのが難しく、体が前後左右へ揺れてしまうことがあり、それを防ぐには視線を定め、呼吸を整える。直立するも力まず、それでいて力を抜かぬ。動き回りたい子供達にとってはじれったくもあり、しばらく時間を置くと視線がさまよい、徐々に体が揺れてくる。だが、待つ。だが、待たせる。単純な姿勢であろうが、大事な姿勢であり。正座はもとより、これにて気持ちを整えられようと思う。

 

 活発に動く際には動き、このような時にはきちんとした姿勢を取る。静と動を重んじ、これにて精神の鍛練ともしたい。